モデルルーム工事・構造2 石場建て 住之江区古家リフォーム

前回に引き続き、構造部分です

正面を丸々やりかえる

大規模な改修になってます

応援に大工志が1名来てくれました

表部分は、今回のリフォームの要

モデルとして見てもらいたいポイントの1つ

伝統工法「石場建て」

大阪で伝統工法を伝えたい

その素晴らしさを見てもらいたい

なのでこのモデルルームで表現するに至りました

石の上に柱をドンと立てる

そのための大工技術「ひかり付け」

石の形に合うように、

細かな調整を何度もくり返し

ドン

ピシャリです!

しっかり合わせることによる摩擦で

家をしっかり踏ん張えます

とにかくカッコイイと思いませんか

石に置いた柱を繋ぐ

足固めという部材で一体にします

足固め同士は込栓で引き合わせ

めちゃくちゃ頑丈に固まりました

伝統工法は柔構造となりますが

構造自体の頑丈さは、

金物で繋げる工法の比になりません

技術のいることなので

誰にでもできないという難点はありますが

できるならばこれがいいと

少しでも多くの方に知ってもらいたいです

構造部が大方形になりました!

ここまで約1月、手間暇を惜しまず作っていけて、本当に満足いくものができたと思います。

父や同士の助けもあり、

思い描いたことが1つかたちになりました

 

工事はまだまだ始まったばかりですが

慌てず、焦らず、じっくりと

大工が本当の意味で妥協せずに

完成へ向けて頑張ります

 


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